また、カレーかよ!! …第52回は...
MPEG
(えむぺぐ)です。
制作者の使い方
MPEG(Moving Picture Experts Group):
ISOという国際標準化機構の下部組織にあたる標準化団体の名称だが、そのまま動画(Moving Picture)圧縮技術の名称になっている。 現在MPEG1(PCでの再生、VideoCD等、VTR並)、MPEG2(DVD、デジタルハイビジョン等)、MPEG4(携帯端末等)、MPEG7(映像検索するための規格)とある。基本的には画像内での物体の動く方向を予測し、そのベクトル(大きさと向き)とフレーム間の差分のみを保存するなどして、データを圧縮している。
間違った使い方
MPEG(Mata PEntaGon:また、ペンタゴン):
の略で、前回に引き続き同じネタを繰り返す様を指す言葉。
正しい使い方
MPEG(Moving Picture Experts Group):
MPEGにも色々な種類があり、現在ではMPEG-1,MPEG-2,MPEG-4が使われている。その他にもMPEG-7やMPEG-21もある。よくオーディオ圧縮の一つであるmp3のことをMPEG-3という人がいるが、実はコレは間違い。MPEG-3は元々ハイビジョン用の規格であったがMPEG-2がその規格を兼ねたので、消滅した。 MPEG-1はCDに映像を蓄積することを前提にした規格で、VideoCDの映像圧縮に使われているが、画質は良くなくビットレートは400kbps〜4Mbpsの範囲で使われる。MPEG-2は放送や通信の分野でよく使われており、DVDやCS放送、BSデジタル放送では、このMPEG-2が使われている。また、これから始まる地上波デジタル放送でも使われることになっている。MPEG-1に比べとても高画質ではあるが、その分情報量も多く、ビットレートは4Mbps〜15Mbpsで、ハイビジョン用では〜80Mbpsの範囲で使われている。MPEG-4は低ビットレートでの映像伝送を主とし、インターネットでのストリーミング配信などで使われている。ビットレートは、数十kbps〜数百kbps。MPEG-7は、映像の圧縮ではなく映像の内容を記述を規格したもので、映像検索容易にするためのものである。最近規格化されたが実用化はまだまだである。MPEG-21の詳細は現時点では不明。あしからず・・・。
このコーナーは週間で更新する予定です。
何か取り上げて欲しい用語がありましたら
メール、送信フォーム、掲示板でお知らせ下さい。